髪に必要な栄養の中にミネラルがあるのですが、実はそのミネラルが抜け毛の原因になっていると聞いたらどう思いますか?
5代栄養素の中の一つにミネラルがあります。ミネラルは私たちの体を正常に働かせてくれる欠かせない栄養素です。その量は少なく体全体でも4%、足の親指ほどの量と言われたりします。
多くの種類があるミネラルの中でも体に必要な必須ミネラルは16種類あり、その中でも微量ミネラルと言われるものは9種類。一日の目安量は少なくても体には欠かせません。
これらのミネラルは髪にも当然必要です。好き嫌いなくバランスのとれた食事をする中で充分補えるはずなのですが、現代では昔に比べて野菜の栄養素自体が少なくなっていることや、加工食品を多くとりすぎることでミネラル不足になりがちです。
体に必要なミネラルも足りない状態ということを心配して青汁やサプリメントで補う人も増えています。
それであれば髪にミネラルが足りなくて抜け毛につながるのでは?というのは正しいのですが実は逆の場合もあります。
では髪にとって必要なミネラルがなぜ抜け毛につながるのかを解説します。
髪に必要なミネラル
ミネラルは髪にも必要ですが、特に大人女性の体に必要な1日の量はどんなもので補えるかも含め、髪にも欲しい必須ミネラル13種類をあげておきます。
- 亜鉛・・・牛もも肉200g、カキ5個、納豆6パック
- セレン・・・マグロ赤身2切れ、たらこ1/2本
- クロム・・・ジャガイモ2個、干しヒジキ大さじ8
- カリウム・・・バナナ6本、昆布40g
- ナトリウム・・・きゅうりぬか漬け120g、食塩6g
- カルシウム・・・牛乳500ml、木綿豆腐2丁
- マグネシウム・・・乾燥そば300g、絹ごし豆腐1丁
- リン・・・ししゃも10尾、プロセスチーズ120g
- 鉄・・・納豆5パック、豚レバー60g
- 銅・・・ココア大さじ5杯、クルミ14個
- ヨウ素・・・焼きのり6g、乾燥わかめ小さじ1.5杯
- マンガン・・・クルミ18個、栗8個
- モリブデン・・・納豆1/3パック、ゆで小豆30g
これらのミネラルには厚生労働省が定めた摂取量の目安があります。
食品は例えでありこれに限りません。
ミネラル不足で起こること
ミネラルは代謝にかかわることも多くタンパク質の代謝がうまくいかなくなると爪が割れやすくなったります。また肌のしわやたるみ、髪のハリコシ、抜け毛、味覚障害、アレルギー、情緒不安定になりやすくなるなど体に影響があります。
40歳を超えると代謝は落ちる一方なので
美容にも大切な栄養素であるミネラル不足には気を付けたいところです。
摂りすぎに注意するミネラル
- ヨウ素・・・1日130㎍/上限3000㎍ 甲状腺の病気を抱えている人は海藻類は注意ですね。
- 亜鉛・・・1日8㎎/上限35㎎ 鉄や銅の吸収が妨げられる可能性。神経障害の可能性。
- セレン・・・1日30㎍/上限350㎍ 脱毛、爪の異常、神経障害、などの心配。
- 銅・・・1日0.8㎎/上限10mg 肝機能障害、神経障害
1日量・上限量の目安は30~49歳の値です。
普段の食生活でとりすぎることはほとんどなく、サプリメントなどで過剰摂取の場合が多いと考えられます。
またミネラルは、それぞれがお互いに助け合って働くことが多いのでどれか一種類を補おうするよりも全体的にバランスよく補うのがいいでしょう。
なので普段の食生活がいかに大切かがわかります。
有害ミネラルの存在
イタイイタイ病、水俣病をご存知でしょうか?これらの病気は有害ミネラルの蓄積が原因です。高度成長期の工場排水や大気汚染などの公害で有害ミネラルを多く摂取したために起こりました。
このように体に大きな影響を及ぼす有害ミネラルは摂ってはいけないミネラルです。
しかし有害ミネラルは私たちの身近に存在します。公害のように多く摂取することはなくても大気汚染や土壌汚染など見えない形で身近に存在しているのです。
微々たるものですが普通に生活しているだけで私たちの体に有害ミネラルは入り込んでいます。
有害ミネラルの種類
- アルミニウム・・・アルミ缶、アルミホイル、古い鍋、ベーキングパウダー、たばこ。
- ヒ素・・・残留農薬、穀物類、魚介類、排気ガス、防腐剤。
- 水銀・・・魚介類、昔の歯の詰め物(アマルガム)
- カドミウム・・・たばこ、排気ガス、缶詰、合成樹脂、タイヤ粉塵
- 鉛・・・古い水道管、乾電池、たばこ、毛染め、排気ガス。
などありますが・・・
このようにあらゆるところに有害ミネラルは存在しているのでどんなに気を付けていても完全に取り込まないようにするのは不可能です。
デトックス
有害ミネラルが体内に入り込むと体は追い出そうとします。いらないものですから当然ですよね。追い出す先は、便、尿、汗、呼気、そして髪の毛にもその役割があります。
本来なら特に気にしなくても代謝機能が正常なら排出できているので問題ありませんが、入ってくる量が多かったり代謝が低下していれば追い出しきれず少しづつ体内に蓄積されてしまいます。
ところであなたは「デトックス」をしたことはありますか?解毒とも言います。
実はこのデトックスをすることで必要のない有害ミネラルも追い出すことができます。
断食をしてみたり、宿便を取り除いたり、岩盤浴で汗をかいたり、デトックスサプリなんかもあるようですね。これらは意識的に行うのでその時だけで終わります。
しかし、意識したデトックス以外にも体は髪の毛にも不要な有害ミネラルを少しづつ送り一気に排出、つまり抜け毛として体外に追いやろうとします。
そのため、原因不明の抜け毛が増える現象が続いたりするのです。続くということはデトックス中かもしれません!
抜け毛を落ち着かせるために
抜け毛がなかなか落ち着かない。そんな時は毛髪の有害ミネラルの量を知るために毛髪分析を出してみるのも一つの方法です。
毛髪中のミネラル量がわかるので足りないもの過剰なものがわかります。
また、普段の生活でもデトックスを行って髪の毛以外から有害ミネラルの排出を助けてあげましょう。
まとめ
髪と体に必要な必須ミネラルは16種類あります。
髪が抜ける時、髪の成長に必要なミネラル不足が考えられます。また逆にミネラルが多すぎても髪に影響します。
サプリメントや薬にも注意しましょう。加工食品を減らしバランスのとれた食事で補うことをお勧めします。
有害ミネラルは体に取り込んではいけないミネラルです。体に入り込んでしまったらそれを体外へ追い出そうと有害ミネラルが髪に集まります。
そのため抜け毛が多くなかなか減らないということにもつながります。
髪以外にも便、尿、汗、呼気などで体外へ排出できるように普段から水分の摂取や運動や便通の改善などを心がけましょう。
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*毛髪分析はなるべく毛根に近い部分の提出がおすすめです。その方が最近の状態がわかります。髪の長い女性は抜け毛を集めるのもいいでしょう。